女子アスリートへのメッセージ
私が世に発信したいことが決まった
それがふと頭に浮かんだのは、つい先日、アンダーアーマーが主催する
女子学生のサッカー大会を兼ねたイベントで講演会を頼まれた時だ
準備のため久しぶりにプレゼンを用意した
私の選手時代の話をもとに、女子アスリートへ伝えたいことをスライドにまとめていた
「私が経験したことは山ほどある、これって役に立つんじゃ?」
第一線に近いところで競技者をやっていて、かつ医師となって適度に知識もついた
経験+知識って説得力もそれなりなのでは・・・?
私が経験した不調は特に悩んだものから順にざっくりと以下のようである
・オーバートレーニング症候群
・摂食障害
・貧血
・疲労骨折(複数個所)
・シンスプリント
・足底筋膜炎
・運動誘発性喘息
・肉離れ
メンタルから筋骨格系、人には伝えづらいものまで様々である
実績としては「日本2位」と響きはよいが、その陰にはその何倍もの
苦労や挫折があったことをわーっと思い出した
意外と、過去のツライ経験には無意識にフタをして忘れているものだ
おそらく元気・体力みなぎる10代の女子選手に無縁なことが多いかもと思ったが
私の失敗談を通して同じ経験をしてほしくない
そのために資料を作った
学生時代の自分は名前も知らなかった
この不調は病気とも思わず「気のせいだ」と片付けていた節さえある
世の中にはこんな病気がある、私はこれかもしれない
そんな症状があったら疑えばいいのね
そのくらいの感覚で頭の片隅にいれておいてもらえれば十分だ
実際に講演会終了後、個別で質問に来てくれた女子たちの言葉で
手ごたえを少しだけ感じた
効果的で効率的な「積極的な休息」の話をしたせいか
「毎日の回復を効率よくするためにはどうしたらいいですか」
と聞いてくれた
オーバートレーニング症候群の話題の延長で、超回復の話題を出し
練習のしすぎを避け、効率よい練習をすることの大切さを伝えたところ
「毎日違う部位のトレーニングを組み込めばいいんでしょうか」
と聞いてくれた
あぁ、私の話も役に立っているのだな
と嬉しく感じた
しばらくぶりにブログを書いてみようと思ったきっかけだった
続く
自己コントロールの力
誰が自宅浪人を望むだろうか。
そう思うのが自然だろう。しかし、もしあなたがその一人なら、この物語に耳を傾けてほしい。
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あれは十数年前、高校生活を送っていた私の物語だ。体調不良に悩まされ、部活動や学業に全力を注ぐことはおろか、遊ぶ体力すらもなかった。結果、大学受験に失敗するのは当然の成り行きだった。
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高校三年生になり、突如として医学部への進学を目指し始めた私。しかし、成績は芳しくなく、現役合格は夢のまた夢。浪人生活が始まった。地元の予備校に通い始めたものの、授業内容が頭に入ってこない日々が続いた。半年が過ぎても成績は伸びず、一年経っても変わらず。浪人生活の一歩目は失敗に終わった。
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そこで私は考えた。基礎が不安定なまま、予備校で応用を学ぶのは無理だ。高校時代に基礎を固めた記憶もなく、自信もない。それならば、まず基礎を固めることが先決だと。
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人の話を聞いて学ぶのが苦手な私は、予備校をやめて自分で学習計画を立てることに決めた。その決断は予備校の先生から「絶対無理だ」「後悔する」と脅されたが、結果的に後悔はなかった。
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まずは、買いあさった参考書を各科目ごとに数冊に絞り込むことから始めた。情報が乱立すると整理がつかず、浅く広い知識に終わってしまうと考えたからだ。そして、高校時代の模試の問題や解説を引っ張り出し、間違えた部分を徹底的に繰り返し解いた。特に基礎を叩き込むことに注力した。
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ここでのコツは、短期間に何度も繰り返し解くことだ。人間の脳は、短期間に同じ情報を繰り返し受け取ると「この情報は重要だ」と判断し、長期記憶に定着させるという。私の場合、間違えた問題はその日のうちに復習し、数日以内に再度復習し、1~2週間以内にさらに復習するというサイクルを繰り返した。
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すると不思議なことに、かなりの期間、記憶が持続するようになった。一度見たら忘れない超人的な記憶力を持つわけではないが、この方法は試す価値があると思う。
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基礎が固まると、応用も自然と理解できるようになる。模試で間違えた問題も同じように繰り返すことで克服できる。
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もう一つ重要なのは、生活にメリハリをつけることだ。浪人生といえば、朝から晩まで勉強漬けのイメージがあるが、運動不足は万病と成績不振の元だ。親の提案で、私は勉強とバイトのメリハリをつけることにした。朝から夕方まで集中して勉強し、夜は居酒屋でバイトをする。軽く体を動かし、リフレッシュできるだけでなく、運動不足も解消できる。ついでにお小遣いも稼げるのだ。
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そんな生活を半年続けた結果、国立医学部の合格判定はE判定からA判定へと急上昇した。予備校時代とは雲泥の差だった。その後も学力を維持し続け、その年、国立医学部に合格することができた。
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天才ではない私にとって、この方法が偶然にも有効だったのかもしれない。自宅浪人には、自制心と覚悟が求められるが、予備校の費用を浮かせたい人には一考の価値があるだろう。
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ちなみに、勉強の際のお供は緑茶と好きな音楽だった。ヘッドホンでロック、ポップス、クラブミュージックをじゃかじゃか流しながら勉強していた。
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浪人時代の努力に感謝している。あの時の苦労が、今の自分を支えている。浪人時代の自己コントロールやスケジュール管理の習慣が、その後の大学生活や陸上競技の成績向上につながったと確信している。
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この物語が、かつての私と同じような境遇にいる誰かの参考になれば幸いだ。
動物性食品を
大学1年
7/21
・30秒間走 170+180+190+200+210m
・ラストに200m
・負荷走120m 軽1本
・100m流し
7/23
・100m 2本 13秒2くらいで
・バトン合わせ
・やり投げ練習 35mくらい飛んだ
7/26
・100m+150m+150m+80m
20秒1 21秒01 10秒97
・バトン合わせ
・100mH 初練習 1歩目まで8歩でインターバルは3歩(ダメなら5歩)
スタートは普段と逆脚にする
ハードルはからっきしダメそう・・・笑
7/27
・バトン合わせ
・60+50+40+50+60
・トゥーイング 1本(減負荷走)
7/30
・合同リレーチームでバトン合わせ
・4×100mリレー タイムトライアル(TT)2本
1本目 49秒3、2本目 49秒7
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動物性食品を多く摂取すると体質が酸性に偏り、
怪我をしやすくなるという情報を当時はどこかで得た。
科学的根拠はどうだったか確かめた記憶はないから信憑性は保証できない。
確かに、肉などの動物性食品過多においては体質が酸性に傾き、
糖尿病のリスクが上がることは実際に知られている。
ちなみに激しい運動も体を酸性に偏らせます。
故障・怪我との関連について言及している論文などあれば提示します。
だからといって大学時代に肉を控えたとかいう記憶はないが、
運動して焼き肉なんかを食べたりする際は必ずクエン酸を飲むようにしていた。
クエン酸も酸でしょ?何で?
ってなりますよね。ちゃんと体内ではアルカリに変わるのです。
同様に梅干しもアルカリ食品です。
エネルギーの生成や乳酸の処理に役立ってくれるので、
運動する人、ダイエットする人にはもってこいです。
わたしは昔からクエン酸の原末を事あるごとに水に溶かして
飲んでおりました。(変人)
そのおかげか(?)、競技歴15年以上の最後の最後まで筋肉のトラブルは
ありませんでした。
最後の年に筋肉炒めましたけど、完全に過労ですね・・・
クエン酸はレモンでも代用できますが、面倒くさいでしょ。というのが本音です。
プロテイン飲むより食事からタンパク質とってクエン酸飲みましょう。
(軽い推奨です)
ピッチとストライドの関係

大学6年間の中で、ピークであっただろう5年目の冬の合宿にて
JISSで個人データを測定してもらった
写真はわたしのデータのみ載っているからよいだろう
一般的に「全力で走れば速くなるだろう?」とよく言われる
・・・が、自身で走った感覚としてもデータとしてもその結果は示さない
結論からいうと1番速いのは8〜9割で走った時ですね
大会で予選や準決勝では良いタイムが出た、けれど決勝で勝負に徹するとタイムは落ちる
なんてことはよくある
ピッチとストライドには不思議な関係性がある
(ピッチ=足の回転数)
(ストライド=1歩の距離)
表にもあるようにピッチの上がり、ストライドの伸びのピークはずれる
そして最大スピードが出た90%で走った時はピッチもストライドもそれなりの数値であって、最大ではない点に注目したい
つまり、力まず9割で走った時が自分の最大スピードで走れる可能性があるということだ
右上の図にもあるように、ピッチ×ストライドどちらも高くなるほどスピードは上がることがわかる
当然ながら、ピッチ型、ストライド型と個人差はあるのでそれぞれの長所を伸ばしつつ、どちらも鍛え上げていくことが100mを極めるキモになる
(と思っていたし、思っている)
でも実際のところ、ピッチをあげるだ、ストライドを伸ばすだ、といったところは言葉で言うほど楽でも単純でもない
追々この点については書いていこうと思う
もう1点、重心の反動がないことも重要になる
体幹がしっかりしている必要がある
特に感じたのは手足をどれだけバタバタしてもブレない脊柱起立筋が必要だということ
もちろん四肢と体幹のインナーマッスルが連動している必要があるのでこちらも単純には言えない
こちらも追々、自分で試していたトレーニングをご紹介する予定
真ん中にあるわたしの棒人間データをみてもらうと、少なくとも上下に関してはそんなに重心はブレていない
このデータ、今となってはもっと遅い時のも欲しかった比較対象があると良いよねって最近感じる
100mって何て奥深いんでしょうね
過負荷の原則
大学1年
7/7
調整
負荷走(軽)×2 80m
7/10 国体予選
決勝 100m 12秒75 (+2.7m)
足痛めたけど、ピッチは割と上がった
7/12
・200+100m ×2セット 27秒42+15秒08、27秒06+17秒2
インターバル不明
・フォーム確認 100mくらい
7/13
・負荷走80m (中)×1
・フォーム確認100m×数本 股関節から走る感覚で
・ミニハードルでフォーム確認
7/14
・100+100+100 それぞれ30秒と60秒レスト 12秒8+??+15秒44
・負荷走 80m×2、30m×1
7/16.17
県選手権の補助
・100mのフォーム確認×数本
足が痛くてピッチがいまいち上げられなかった
7/20
・200m+150m+120m インターバルはwalk 27秒+20秒20+16秒38
・やり投げ練習
・100m×1 12秒46 「やったー!」とある 笑
・バトン合わせ
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負荷走とはなんぞやと思われるだろう。
いかに楽して速くなるかがテーマの私にとって、効率の良い練習はないかと
色々調べていたところ、過負荷の原則というものに行き着いた。
正確な情報は頭に残っていないので、以下は練習日誌参照
・呼吸が整うまで次を走らない
・過負荷系のトレーニングは2-3日に1回のペースでやること
・最初から同じ負荷で
・ATの原理は数10m程度の距離にとどめておくこと
*ATの原理:無酸素性作業閾値 平均33秒
乳酸が除去されてからが理想、その目安は呼吸が整った時
全力でやるのは男子なら200m、女子なら150mくらい
以上はメニュー立てに利用した
例えば、100m インターバルをジョグで5本
150m+150m インターバル30秒
150m+50m インターバル50m歩き
30m×5+50m×3+100m×1
とか。
実は、昔から過負荷の原則を使った練習を取り入れていたようだった。
もちろんそんな原則など知らなかった。
自転車屋さんに行き、自転車のチューブのお古を複数本もらってくる。
あの黒いタイヤのチューブである。
それを2本ずつまとめて、インフィニティ―のマーク(8を横にしたやつ)
のような形にする。
説明しがたいが・・・どこかのテレビ取材で撮影していただいたものが
あったと思うので興味がある方はどうぞ。
その片方を持ってもらい、もう一方を腹部に巻いて
引っ張られながら走っていくという練習である。
後ろで引っ張ってくれる人に負荷のかける重さを変えてもらい、
走る距離を調整すればよいわけだ。
また、これは前に進むために適切なベクトルに体を前傾させることで
推進力を効率よく得ることもできる。という理屈である。
ついでに負荷をかけて走ることから自然に体幹力も鍛えられるので
1石2-3鳥であり。
面倒くさがりにはもってこいだ。
それを踏まえたうえで以下、練習日誌にあったメモの続き
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・スタートから中間疾走の筋力が目的→重めの負荷で短い距離を
・中間疾走から後半の筋力が目的→中くらいの重さで少し距離を長めに
・トレーニングの時はなるべく不自然な動きで余計な筋肉を付けずに走る。走るフォームに近い形で筋力をつけていく
・ピッチを上げたいなら超重い負荷をかけて前傾を意識してがつがつ走る。後ろに蹴ることだけを意識するとピッチが上がらないでばねだけついてしまう
・筋肥大を防ぎつつ筋力をつけたければ80%とかの負荷は避けたい。常に100%以上の負荷でやらなきゃだ
なんということだろう
大学1年
6/23
・流し×2
・100m×4
ピッチあげたり普通に走ったり、交互にやった
足が少し痛め
6/26
北国体
100m予選 12秒69 (+0.9m)
100m決勝 12秒76 (+0.8m)
200m決勝 記録書いていない
6/28
・ウエイト
レッグカール 上げ下げどちらも意識
ラットプルダウン
負荷スクワット
・高速階段のぼり
7/2
・100mテンポ走×3 それぞれ休み十分にとってフォーム確認目的
7/3
・SD(スタートダッシュ)30m×1
・クーパー走の235m×1 40秒
・フォーム確認walk
7/4 自主
・フォーム確認walk&run 150mくらい
・流し×4
・ウエイト 腹のインナーと腸腰筋、ハムスト意識
7/5
・アップヒル 80m×5、120m×2
・フィードバック150m×2
前傾を維持できているかちえちゃんにフォームみてもらった
・SD
―――――――――――――――――――――――――――――――
なんということだろう。
振り返ってみても、自分のことながらやっぱり意味が分からない。
夜の居酒屋勤務と浪人というアスリートとはかけ離れた生活を2年続け、
久々の運動のはずなのに、復帰2ヶ月で12秒台!
中学生の時の自己ベストは12秒3だった気がするから、
自己ベストにそれなりに近い数字が出せてしまったことになる。
一体スランプとは・・・?
自分のスポーツの常識や練習の概念が崩れた瞬間だった。
どこかの記事でみたことがある(真偽は定かではありませんよ)が、
筋肉にはマッスルメモリーがあるとのこと。
2年間の休養でも、筋肉は衰退しきることはないということか。
逆に、必ずしも練習量に比例するわけではないということだろうか。
今思えば、2年間の浪人生活が心身ともにいい感じの休養になった可能性がある。
この大学1年の北国以降、私の何かに火が付いた
「これ、またいけるんじゃない!?」
と感じたのかもしれない 笑
もちろん部活のメニューにもあったのだが、
自主練でウエイトやフォーム確認を頻繁にやっている記録があるので
当時は大会のレース動画をみて何か修正点を感じたよう。
ちなみに、メモ魔と同時に習慣となっていたのが
レース動画をひたすら研究すること。
スローで繰り返しみることで言葉にできない色々な問題点があがってくる。
多分、この後の練習日誌にもたびたび登場するはず。
