タスクリストを消化する日々

宅浪で医学部へ、独学で日本代表に

ピッチとストライドの関係

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大学6年間の中で、ピークであっただろう5年目の冬の合宿にて

JISSで個人データを測定してもらった

写真はわたしのデータのみ載っているからよいだろう

 

一般的に「全力で走れば速くなるだろう?」とよく言われる

・・・が、自身で走った感覚としてもデータとしてもその結果は示さない

 

結論からいうと1番速いのは8〜9割で走った時ですね

 

大会で予選や準決勝では良いタイムが出た、けれど決勝で勝負に徹するとタイムは落ちる

なんてことはよくある

 

ピッチとストライドには不思議な関係性がある

(ピッチ=足の回転数)

(ストライド=1歩の距離)

表にもあるようにピッチの上がり、ストライドの伸びのピークはずれる

 

そして最大スピードが出た90%で走った時はピッチもストライドもそれなりの数値であって、最大ではない点に注目したい

 

つまり、力まず9割で走った時が自分の最大スピードで走れる可能性があるということだ

 

 

右上の図にもあるように、ピッチ×ストライドどちらも高くなるほどスピードは上がることがわかる

 

当然ながら、ピッチ型、ストライド型と個人差はあるのでそれぞれの長所を伸ばしつつ、どちらも鍛え上げていくことが100mを極めるキモになる

(と思っていたし、思っている)

 

でも実際のところ、ピッチをあげるだ、ストライドを伸ばすだ、といったところは言葉で言うほど楽でも単純でもない

 

追々この点については書いていこうと思う

 

もう1点、重心の反動がないことも重要になる

体幹がしっかりしている必要がある

特に感じたのは手足をどれだけバタバタしてもブレない脊柱起立筋が必要だということ

 

もちろん四肢と体幹インナーマッスルが連動している必要があるのでこちらも単純には言えない

 

こちらも追々、自分で試していたトレーニングをご紹介する予定

 

真ん中にあるわたしの棒人間データをみてもらうと、少なくとも上下に関してはそんなに重心はブレていない

 

このデータ、今となってはもっと遅い時のも欲しかった比較対象があると良いよねって最近感じる

 

 

あぁ100mって何て奥深いんだ